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2021年を振り返って [ローズウィンドウ]

今年ももうすぐ終わります。
皆さんはどんな一年でしたか?

私にとって今年は3月に愛兎を失って、実はしばらくの間ローズウィンドウが手に付かない日が数ヶ月続いていました。

ローズウィンドウは制作者の心をよく表します。
私は心が落ち着かない時は、一切に作品に手を出さないようにしています。
なぜなら、色もカットも納得のいかない結果になるからです。

それでも、もう一匹の愛兎がそばにいてくれて、今まで以上に懐いてくれたことで、少しずつ心が落ち着いてきました。
そしてその頃に、大阪での展示会のお話が舞い込んできました。
なにか不思議なご縁を感じました。
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正式に開催が決まってから、以前から気になっていた薔薇窓の図案のイメージが強くなって、夢中で制作できたのも、心のリズムが整っていたからでしょう。
まだ何かできそうな気はしますが、それでも納得いく結果となりました。
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来年、私たちの社会がどうなるのか、まだまだ未知数ですが、
この心のリズムを保って、また新たな形でアウトプットできるといいなと思っています。

また来年も、よろしくお願いいたします。

Atelier Rosace 小野
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UVカット効果実証実験スタート [ローズウィンドウ]

ゴールデンウィーク、特に遊びに出かけるでもなく、絶賛巣ごもりの毎日です。
貴重なお休み、そんな時こそ、普段取りかかれないことを!
ということで、かねてからの懸案事項、

「ローズウィンドウを窓に飾りたい」

に向き合うことに。

ローズウィンドウを見たとき、誰もがその光を透過した姿に新鮮な驚きを感じ、感動した経験があると思います。そして個人的に「外光」がローズウィンドウを一番美しく輝かせると思っています。

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しかし、太陽の光はとても強烈。直射日光であれば、ローズなどは一週間もあればすっかり色が抜け落ちてしまうでしょう。

じゃあ、直射日光が当たらない窓辺に飾ればいいんじゃない?と思いきや、それでも外光が当たれば、徐々に色は褪せていきます。きっと色々なものに反射して、紫外線は確実に当たっているのでしょう。

褪色した作品をビンテージ作品として楽しむこともできますが、少しでも長くオリジナルの色を楽しみたい!と思う人は多いはず。かく言う私もその一人。

以前、スタジオまるりさんのブログで、紫外線による色褪せ実験のレポートを拝見したのを思い出し、同様のやり方で、UVカット加工を施したプラ板を取り付けて実験開始。

条件と検証内容は次のとおり。

条件:
①南側の窓に実験対象を貼り付け。快晴時は直射日光が当たる。
②一週間ごとに褪色チェック。

検証内容:
①日光によるローズウィンドウペーパー褪色の度合いを検証。
②黒紙で遮光した部分を基準に、UVカット加工済のプラ板で遮光したローズウィンドウペーパーの褪色度合いを検証。

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↑手持ちのローズウィンドウペーパー全35色
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↑上部にUVカット加工済みプラ板、下部に黒紙で遮光。
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↑UVカット加工済のプラ板。傷だらけなのは私の技術が未熟だから…

さて、UVカットの威力やいかに。乞うご期待。
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カッターの刃の替え時はいつ? [ローズウィンドウ]

暑い日が続いていますが、そんな日は大人しく家に籠り、ローズウィンドウ作りでもいかがですか。

ところで、ローズウィンドウ作りに欠かせないのは、アートナイフですが、皆さんどんなタイミングで刃を替えていますか?あるいはいつ替えたらいいのか悩んでいませんか。

替えたばかりの刃を使って紙を切ると「サクッ、スゥー」と切れていく感覚があります。
これが理想ですが、実は刃はけっこうすぐ痛むのです。
「ジャリジャリ」っという感覚が出てきたら、替え時です!

ちなみに、見た目ではほとんど判断できません。
左右でどちらが新しい刃か、切れなくなった刃かわかりますか?
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答えは左が新品、右が切れなくなった刃です。
刃は、見た目ではなく、切れ味が「ジャリジャリ」してきたら替えましょう。

でもあと少しで切り終わるから〜と粘ると、ジャリッ!ひっかかって、ビリッ!なんて惨事に…。
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切れ味のいい刃を使うと、作品の出来上がりも一層美しくなります。
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このように、ささくれのないきれいな出来栄えに。

美しい作品作りのコツの一つは、こまめに刃を交換することにあります。
アレ?と思ったら、すぐに交換して、すてきな作品を作りましょう☆
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ローズウィンドウの展覧会 [ローズウィンドウ]

先日、ローズウィンドウ仲間の薬師寺智子さんによるローズウィンドウの展覧会にお邪魔してきました。

Cathedral, Season, Color Variation の3つのテーマで展示されています。
作品はどれも細かく、繊細な作品ばかりです。ため息でちゃう…
ローズウィンドウは色を変えて作るだけで、印象ががらりと変わる…そんなことも実感できます。
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展示もシンプルで、すごく洗練されていて素敵です!
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久屋大通のセントラル画材の4階で日曜日までやっています。
お近くに行かれた方は、ぜひ!!
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ローズウィンドウの色選び [ローズウィンドウ]

ローズウィンドウをつくるとき、色選びから始まります。
出来上がりをイメージしながら色を決めていくのですが、そのとき役に立つのが色見本。

ローズウィンドウペーパーをラミネートしたり、透明な小袋に入れたり…。
それらを一つ一つ組み合わせて、色のバランスや重なったときの色のチェックをしていきます。
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でも、これを使っていていつも思うのは「全色ひと目でド〜ンと確認したい!」ということ。
カードサイズの見本を全色確認するには相当な面積が必要なのです。
それに一枚ずつ選んでいると、カードがバラバラになって収拾がつかなくなったり…。
あわわわわ…。

そこで、つくってみたのがこちら。
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一見、白紙にローズウィンドウペーパーの紙片を貼ったように見えますが、実はOHPフィルムに貼ったもの。
陽にかざせば、光を通したときの正確な色合いもわかります♪

これで色選びの第一段階がスムーズに☆
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ローズウィンドウでおひなさま [ローズウィンドウ]

今日、3月3日といえば、おひなさまですね。

大人になってからは、雛人形を飾ることはなくなりましたが、
今年はローズウィンドウでお祝いです。
ローズウィンドウは西洋ルーツですが、日本文化に合わせても素敵なんですよ[ぴかぴか(新しい)]

中山真季先生の《ペガスス座の神話より》
お雛様を意識した色合いにしてみました。
なかなかかわいい[黒ハート]

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図案:中山真季(日本ローズウィンドウ協会主任講師)
制作;Yasko

皆さんも、日本の伝統行事をローズウィンドウで彩りませんか?

ローズウィンドウとは [ローズウィンドウ]

「ローズウィンドウ」というペーパーアートをご存じですか?

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 ローズウィンドウとは、もともとはヨーロッパの教会堂などで見られる円形のステンドグラスのこと。
放射状に広がるバラのような形状から、バラ(rose)の名を語源に、Rose window(英)、Rosace(仏)、Fensterrose(独)、Rosetón(西)、Rosone(伊)、そして日本ではバラ窓と呼ばれています。

 ペーパーアートとしての「ローズウィンドウ」は、何枚もの薄紙を重ね合わせてつくる、まるで教会のバラ窓のようなクラフトです。光にかざすと、それはまるで本当のステンドグラスのように、美しい輝きを放ちます。



《聖ヤコブ大聖堂の薔薇窓》
原作:中山真季(ローズウィンドウ協会代表理事)
制作:Yasko

 ブログでは、Yaskoの制作活動およびレッスンなどについて更新していきます。
願わくば、たくさんの方々に、ローズウィンドウの魅力が伝わりますように。


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